排水管清掃の作業は「下から」と「上から」どちらが正しいのですか??
9月に入り、やっと猛暑の夏から開放されましたね。「まだまだ残暑が・・」とも言われますが、私たち作業員の立場からすると、8月の熱さとはぜんぜん違います。
あの灼熱の日差しは、恐ろしい程、体力を奪っていくのです。これから迎える秋の季節は、清々しい笑顔でお客様とのコミュニケーションを楽しみたいと思います。
排水管清掃の作業って下から?上から?どっちが正しい??
居住者様からよく受ける質問の一つをじっくりと解説致します。
Q:「去年は上から作業だったのに、今年はなぜ下から作業なのですか?」
Q:「この前住んでいたマンションの排水管清掃は上から作業でした。なぜこのマンションは下から?」
はい。お答えします。
理屈だけで先に答え言うと「下からの作業」が正しいです。
マンションは集合住宅で、ライフラインになるエネルギー源は、全住戸で共有している事はご存知ですよね。排水管の場合は「立て本管」です。上下の階は1本の排水管を系統事で共有しております。
水は上から下に流れます。下から上は流れないですよね(笑)
つまり、上階から高圧洗浄をすると「汚れが下に落ちて、詰まりを起こす原因になる」と言う理屈から、下の階からの作業を実施する工程があるのです。特に築年数が経つマンションや、排水問題が多発するマンションは、下の階からの清掃作業が望ましいと思います。
では、上階からの作業は間違っているのですか??
上階からの作業が決して間違っている訳ではありません。
正直に言いますと我々、業者の作業性を考えると、上階からの作業の方が断然やりやすい。
(但し、これはあくまでも業者の視点です)
築年数が新しいマンションや、最近では高層マンションの清掃作業は、ほとんどが上階からの作業工程です。
つまり、「排水問題が比較的発生しないマンション」は、上階からの作業でも問題ありません。変更をたくさん受けていれば、上の階も下の階も関係なくなる場合も、無きにしも非(あら)ず(笑)
だから、一概にどちらが正しいと言う訳でもありません。
強いて言うならば「現場に合わせる事」が正しいですかね。現場に合わせる事で、まったく違う工程になる場合もあります。
例えば、年に何回も逆流するマンションであれば、床下配管や天井配管や立て本管から特別高圧洗浄を実施し、大本になる排水管から徹底的に洗浄する現場もあります。このようなマンションは、当然、作業は下の階からです。
高層マンションであれば基本的に上階から作業工程が多いですね。
「築年数が新しいから」は、理由の一つではありますが、例えば、下の階4階を作業していて、58階のお客さんが、突然に変更されるのは・・ちょっときついですよね。。
その場合は、排水管清掃の工期中に予備日を設け、途中階を限定で作業する日程を組んだりもします。
このように、工程はあくまでも現場に合わせます。なので、今お住まいのマンションが下からでも上からの作業でも、それは特に気にしなくても大丈夫です。
業者さんはしっかり、現場(マンション)の事を理解した上で、適正な工程を組み作業を実施していると思います。
万が一、今お使いの業者さんに不安がありましたら・・・
どうぞ、ワイエスまでお気軽にご相談ください。