【安心の生活】 お客様が求める安全について考える
「安心の生活」。このようなキャッチコピーはよく耳にしますが、
「いったい何を持って安心の生活」と定義つけているのだろう」って
性格の悪い私は思っちゃいます(笑)
インターネットが発達した現代では、中小企業や零細企業までもが、
自社が自らメディアとなり、あらゆる媒体で広告や広報をしていますよね。
「安心な生活を提供する○○」みたいなキャッチで。
ちなみにですが、ワイエスのWEBサイトでも
「安心・安全なライフスタイル」と、
なんとも抽象的でオシャレなキャッチコピーを打っております(笑)
ですが、
本当に「安心・安全なライフスタイル」を提供しているので、
どうぞご安心くださいm(__)m
「安心」とは未来を予測できること。
私(排水のジョー)が個人的に考える、よくある言葉「安心」を定義すると、
未来を予測することではないと思うのです。ちょっとわかりにくいですかね。
具体的に説明します。
先が見えない事って不安ではないですか?
例えば、次の日曜日の降水確率が60%なら外出に迷いますよね。
家族で動物園に行く予定をしてたなら、
屋内の水族館に行き先を変えるかも知れません。
他にも例を上げると、恋人関係になりつつあるいい感じの男女二人も、
いざ告白となれば不安になると思うのです。
これって先が見えないから不安になる訳であって降水確率が0%なら安心しますよね。
友人から「○○ちゃんが告白してくれるのを待っているから、
今日の夜10時に電話してね。そう伝えているから」と、
事前に告知を受けていたら安心しますよね。
つまり「安全」はいかに、お客様に未来を見せてあげるかによって
変わってくるはずなんです。
これは、どの仕事にも精通する定義であると、
私は勝手に思っています。
なので、続けて語らせてもらいます。
マンションの暮らしも同様。先が見えないから不安。
20世帯のマンション・100世帯のマンション・800世帯のマンション、
また50階建てのタワーマンションなど。マンションは集合住宅であって、
どなた様1家族で生活している訳ではありません。
「集合住宅だから」と、その事情を理解している居住者様も
最近ではほんとに多くなりました。集合住宅を理解すればするほど
100%安心の生活は送れず、常に10%の不安を抱えて
生活している方が大半はいらっしゃいます。
10%の不安な意識を持たれている方は「安心な生活」が約束されます。
これも私(排水のジョー)の個人的な感想かも知れませんが・・・
現場作業をしている立場から見て、10%の不安な意識を少しでも
持っている居住者様の方が、満面の幸福の表情を伺える場面があります。
その方々はいつでも排水口の周りは掃除されておりピカピカの状態です。
排水のトラップキャップも自分達で外して綺麗に洗っております。
お風呂なんか滑りもなければ、髪の毛1本もありません。
そして、お客様は私たちに尋ねます。
「どうですか?大丈夫ですか??
やっぱり水漏れが心配でいつも気になっちゃうんです」
私たちは応えます。
「ぜんぜん大丈夫ですよ。いつも綺麗にしてるからまったく汚れはありません」
その瞬間のお客様の安堵の表情ったら、どれほど安心されているか。
そのお客様は「安心な生活」を感じる事が出来ました。
作業員から「大丈夫ですよ」と返事を受けた瞬間に10%の不安は解消されました。
つまり、その瞬間だけであっても、お客様は100%の「安心な生活」を感じる
ことが出来るのだと思うのです。
正直「100%の安心・生活」は、あり得ないかも知れません。
しかし、日頃の努力やちょっとした気遣いを怠らなかった方だけに、
「安心な生活」をポジティブに受け入れるんだなと、私は思います。
いつも水回りを綺麗に使われているお客様に感謝です。
埃やゴミを流さない・お風呂の目皿を常に掃除する・定期的に洗浄剤を入れている。
お客様!これらのメンテナンスに間違いはございません。
そんな意識の高いお客様の行為を、
ぜひマンションにお住まいの方々に広めてください。
また、マンションの理事会や管理会社の担当者へ伝えてください。
排水の事故やトラブルを防止するのは、居住者様1人の意識で変わります。