大阪府枚方市の排水詰まり・排水トラブル対応なら株式会社ワイエスのブログ【現場奮闘記】

2017.06.11
排水管清掃作業のスケジュールについて

今年に入って新規で大きなの案件の問い合わせも増えてきました。

例えば、大阪市内にある某タマーマンションの管理組合様や、

神戸市内にある某管理会社様からのご依頼です。

 

排水管清掃の問題解決事例のブログを、

コツコツと更新している甲斐があってと言いますか、

各キーワードでも上位検索に表示がされるようになりました。

 

 

新規様の問い合わせはほんとに嬉しい限りなのですが・・・

残念な事にこちらの案件は2件ともお断りする結果となりました。

 

スケジュールの調整は「3ヶ月」は見ておいてください。

 

「この仕事は・・・」と、自分たちを

特別扱いする訳ではありませんが、

排水管清掃の工事予定は、

だいたい2ヶ月先まで予定が決まっている事が多いんです。

 

 

なので、「今月に工事の予定を入れてくれませんか」や

「来月の後半で」と、相談を受けても、

どうしても対応しきません。

 

(本音は申し訳ない、悔しい気持ちでいっぱいです)

 

かと言って、既存のお客様に予定を

調整してもらうような交渉も一切致しません。

当社の予定が空いてあれば調整しますが、

基本的には、問い合わせを頂いた

お客様に調整をお願いしております。

現場を知らずして着工するとリスクが大きい

 

実はもう一点。スケジュールの調整と同じくらいの理由で
仕事をお断りしている事情が他にあります。。

 

それは何かと言いますと、

「我々が現場を知らずして工事に入る事」です。

つまり、建物の構造や排水状況や過去に起きた排水の問題など、

現場(事情)を知らずして工事を進めるのはリスクが大きすぎます。

 

排水管清掃時に発生する事故やトラブルの原因の1つに、

「現場の情報が無い」、もしくは知らされていない。

これらは大きな要因となっています。

 

現場作業員の口から「現場の情報がない」と言ってしまうと、

言い訳になってしまいますが…排水管清掃の工事を急ぐあまり、

逆流事故が発生した過去の経験は、1件や2件ではありません。

 

現調(げんちょう)はめっちゃ大事です!

 

現調(げんちょう)。これは現場調査の略語です。

現場作業界では日常茶飯事に行き交う言葉ですね。

 

どんな現場であっても「初物」に当たる場合は、

必ず事前に現場調査を実施させて頂く事を、

当社では徹底しております。

 

理由は「リクス回避」です。ただそれだけです。

 

何故そこまで「リスク回避」を徹底するかと言いますと、

それは全て(問い合わせをして頂く)お客様の為なのです。

 

現場を知らずして起きた逆流事故

 

過去に逆流で大問題を起こした現場がありました。

お客様から「年間のスケジュールが

 決っているからどうしても…」と、

無理なお願いではありましたが、

当社も「今回限りは…」と、

少々強引に翌月の予定に入れ込むようにしたのです。

 

事前のヒアリング調査では

「過去に多少の排水トラブルはありましたが、

大きな問題はありません」と、おっしゃっていました。

 

当社も深く追求はせずに

「そうですか」と軽い返事では終い、

工事までの時間もなかった為、

事前の現場調査はそこそこの状態で、

過去の実施記録を基に工程を組んで、

当日の現場作業を迎えました。

 

その結果、午前の2件目から逆流事故

 

築年数が古いマンションでした。

専有部と共有部と縦本管の材質は鉄管でした。

見事に1件目から超絶クラスの詰まりが発生です。

 

そして最悪な事態に・・・

 

2件目の作業中に、系統最下階になる2階の流し台から逆流です。

原因は明らかでした。逆流スリクが想定される

黄色信号の現場(マンション)にもかかわらず、

作業は上階からでした。その結果、最悪な事態に…

洗浄した上階の汚れが階下で詰り逆流です。

 

これは私たち失態です。

プロでありながら大失態の事故でした。

 

それは事前調査の怠りが、

事故に繋がったと判断しました。

全ては当社の責任です。お客様は悪くりません。

 

おわかりいただけますか??

 

このように事前に調査を怠った結果、

排水の逆流事故が発生しました。

つまり、現場を知らずして工事にかかるのは

リスク」が大きいと言う事です。

 

先ほど「工事前の事前調査はお客様の為」と、

言った理由はここにあります。

 

 

話しを始めに戻しますが、

当社では無理に予定を詰め込むような

お問い合わせはお断りさせております。

 

せっかくのご縁です。

お互いに「イイ仕事だったね!」と、

喜びを分かち合えるような、

お付き合いをさせて頂ければと思います。

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