大阪府枚方市の排水詰まり・排水トラブル対応なら株式会社ワイエスのブログ【現場奮闘記】

2017.06.17
【工事の御見積】業者間でのこんなトラブルは嫌だ…

週に1度はブログ更新中!の、排水のジョーさんです。
梅雨に入りましたが、いい天気が続きますね。
しかし、現場はすでに太陽光の攻撃に・・・
この先が思いやられます。

 

工事の費用がすぐに出せない理由

 

最近、新規のお客様から「工事のみを依頼したい」と、
ホームページを通して問い合わせがありました。

当社の強みは「排水管の高圧洗浄」です。

ですが、

排水管清掃の大カテゴリーは「水回りのメンテナンス」です。
主な業務が「高圧洗浄」であっても必然的に工事はついてきます。

なので、お客様からの緊急対応の問い合わせや、
漏水工事等の相見積は、いくら急を要すると言っても、
残念ながら対応しきれません。恐らく他の業者様に
相談しても結果は同じだと思います。

と、言いますのも、、

実際に現場で状況を見て、
蓋を開けてみないとわからないのです。
もちろん当社にも、
工事経験20年も超える大ベテランの職人だっています。

だから、

ある程度の状況を口頭で聞かせてもらい、
現場を調査すれば「だいたい」の
費用は頭の中で計算はされます。

 

 

それでも「だいたい」の見積もりなのです。
「だいたい」の見積もりは、
めんどくさいお金のトラブルの原因を作ります。
それは経験でわかっています。

 

「ザックリでいいか!その後に費用の相談もちゃんとします!」

 

当然ながら、そんな無茶なお願いをされるお客様もいらっしゃいます。
ところが、実際には「だいたい」の見積もりを超える工事内容だとしたら、
「工事費は10万ほど追加になります」と説明しても、
お客様は納得して頂けるでしょうか?

たぶん「もう少し安くして欲しい」どころか、
「追加費用は認めません」になるのではないでしょうか??

実際に、こんな事例もありました。

 

「50,000円の追加費用なんぞ、断固して払わない!」

 

凍えそうな寒い冬の夜でした。
空気は冷たく夜空はキレイな星が並んでました。

そんな時に、、

「階下への漏水です!直ちに向かってください!」と、
緊急の電話がかかって来たのです。

真冬だったので「給湯管からの漏水だろう」と、
大方の予測はついていました。

30分後、現場に到着。

漏水の状況を確認すると、漏水は洗面台の真上からでした。
漏水範囲の状況から推測すると、給湯管のピンホールによる
漏水でないかと判断したのです。

現場の状況を把握したので、
管理会社の担当者様に連絡をしました。
すると、「すぐに見積もりを出して欲しい」と、
急なお願いがありました。

「いやいやちょっと待って下さい。今はあくまでも経験上の予測です。
 洗面台を脱着して確認するまでは、確かな判断は出来ません」

私たちは正直に伝えました。

すると、「費用がわからないなら工事ができない。
概算でもいいから今すぐ出して欲しい」と、
お客様も一歩も引きません。

「お願い」と「無理です」の押し問答の末、
概算の見積もりを、その場で伝える事になりました。

 

蓋を開けてみると状況は最悪・・・

 

洗面台を脱着してみると私たちは呆然です。
それはそれは、見事に複雑な状況でした。
一筋縄ではいかないと直感が働きます。

担当者に連絡をしようにも、すでに22時は回っています。

(漏水だからすぐに処置はしないといけない)

大がかりな工事を朝方までかかり、
なんとか漏水を処置する事に成功したのです。

翌日・・・

これらの状況をコトも詳しくお客様に説明すると、、

「あの時に見積もりを出してもらっているのに、今になって
追加の費用なんて払えないですよ」と、当社からの相談には
断固として耳を貸しません。

「先方様とも話しをつけているので、一切、
追加の費用は払えないですね」の一点張りです。

その結果、概算見積もりの費用だけが承諾になり、
それ以上にかかった費用は当社が負担する事で決丸を向かえました。

 

その費用はなんと50,000円です。

 

見えない箇所ほど何があるかわからない

 

「工事の見積もりが出来ない」と、言っている訳ではありません。
「ある程度のリスクは見て頂きたい」と、言っているのです。

トラブルにならない為の最善の策であって結果的にお客様の為なんです。
お金で解決できない問題に発展したくはありません。

「あの人の為なら」、そう思われる人と仕事がしたいです。
「ワイエスさんなら」、私たちもそう思われたいです。

我々はマンションの「水回り」を扱う仕事です。
事故防止・問題阻止・全ての人が笑顔になる為なら、
どんな提案だって惜しみません。

この仕事に誠実でいたいからこそ、
私たちはブログを通して、これからも伝えていきます。

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