夏の排水トラブル第1位は「異臭」です。その原因をご紹介します。
大阪もやっと梅雨らしい季節を迎えました。先週辺りから雨の日が続きます。30数年の歳の重ねる排水のジョーさんですが、いつまでたってもジメジメする梅雨の季節は好きになりません、梅雨の思い出もありません、早く夏らしい夏が来てほしいものです。
注意!夏は異臭が多発する季節です!
マンションにお住まいの居住者様、あと少しで本格的な夏を迎えますね。そこで夏に多発する排水のトラブルで一つ知って頂きたいことがあります。それは「異臭」です。夏は「異臭」のトラブルが多発する季節なのです。今回は夏のトラブル「異臭」について少しご紹介させて頂きます。
部屋の中に排水の臭いが充満する苦痛な生活
なぜ、夏は異臭が多発するかと言うと、それは気温が高くなるからです。近年の夏は猛暑と言われる35°超の気温が続く日が続きます。私の子供の頃は猛暑なんてなかったのですが・・・
話しが反れました。
全ての水回りの排水口には「封水(ふうすい)」があり、排水口に水を溜める仕組みになっております。排水口の水を溜めることで、排水管内の臭いを部屋に上げないように、簡単に説明すると蓋の役目をしているのです。トイレの便器にはお水が溜っていますよね。
あれが封水です。
夏は気温が上昇する為に封水の蒸発も早くなります。例えば、夏の旅行かなんかで2・3日の間、家を空けて帰宅すると、家の中がなんだか下水臭いがして、嫌な気分になった経験はありませんか?
それは、封水が完全ではないですが、少々の蒸発だとしても、排水管の臭いが部屋に返ってきている状態なのです。
排水の臭いはとんでもなくキツイ・・
異臭の大本は排水の縦本管にあります。
マンションの縦本管の仕組みについてはこちらで紹介
マンションの排水の流れは「仕組み」を知ることが大切
縦本管は1系統分(最下階〜最上階)までの排水の汚れがあるとお考えください。その汚れの臭いがまともに部屋にあると想像をすると・・・とんでもないですよね。
しかも夏の暑い季節です。ただでさえ、汗ばんだ身体を洗い流したい気分な時に、追い討ちをかけるかのように、排水の臭いが時折ただよう感じがあると、イライラは爆発寸前です。むかーしですが、異臭に苦しまれて、そのマンションを引っ越しした居住者様の話しを聞いたことがあります。それだけ、夏に多発する異臭は辛いことなんだと思います。
実はめっちゃ簡単!異臭の改善方法!
ここまで夏に多発する異臭の事例についてお話させて頂きましたが、実はその異臭を改善する方法はすごく簡単なのです。特に我々のような業者に依頼せずとも、居住者様の方で解決することもできます。
その改善方法とは・・・
排水口に水を流してあれば異臭はなくなります。
「えっ?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、この方法が最も早く解決してくれます。私たちも「異臭」で緊急の連絡を受ければ、まず封水を確認して水を確認します。当然、状況によっては高圧洗浄を実施しますが、居住者様には「水は足して様子を見て下さい」と、最後的はそのように答えます。
その理屈はシンプルで、水が無くなっているから足して上げればいいんです。即解決策とすれば「水を足す」これが最もな方法であることは間違いありません。
私たちのような業者に依頼すれば、業者が来る時間までは異臭に苦しめられますよね。なので、まず出来る事として、異臭がする排水口に水を足せば、即改善されるケースはよくあります。
まったく異臭が改善されない場合は??
水を足しても異臭が改善されない場合は、排水のトラップキャップにパッキンが無かったり、またそのパッキンが劣化していたり、それこそ異物によってサイフォンが発生して、異臭の原因になっていることも確かにあります。
その場合は私たちのようなプロでなければ異臭の問題は改善されませんので、ご遠慮なく問い合わせをください。
これから暑い夏の季節を迎えます。なので「なんかちょっと排水臭いなー」と感じ時には、今回のブログでお伝えした、異臭を改善する対策法「排水口に水を足す」これを試してください。
あっ、まず封水の確認する箇所は「洗濯パン」です。
水を足す場合は「洗濯パン」から試してください。