【第2回】なぜ、台所専用管は“特”に問題が多発するのか?
今回のブログは…
先日のブログで紹介しました、
「なぜ、台所専用管は“特”に問題が多発するのか?」の第2回目となります。
なぜ、台所専用管は“特”に問題が多発するのか?
前回のブログでは、台所専用管の構造や特徴的な問題についてご紹介致しました。
なので、今回のブログでは、「なぜ台所専用管は、そのような排水問題を起こすのか?」そこをもっと詳しく掘り下げて、ご紹介させていただきます。
台所専用管が引き起こすと特徴的な排水問題とは
前回のブログでも最後にお伝えしましたが、台所専用管は「ちょっとしてからボコボコボコ」と、不気味な音を立てることがあります。
ここで気になることがあります。
なぜ「ちょっとしてから…」なのか、
なぜ「すぐに異音が発生」しないのか、
そこの違いに気になる方もいるかと思います。
詳しく説明しましょう。
「ちょっとしてから異音」が発生
「すぐに異音」が発生
上記2つとも異音は発生しております。しかし、違いは時間にロスがありますよね。これは何か不具合があることに間違いございません。
問題はどこで不具合が発生しているかなのです。
例えば、すぐに異音が発生する場合、こちらは専有部(お部屋)で異常が発生しています。
その前に…マンションの構造をちょこっとお伝えしますね。
マンションの排水管の構造は、専有部なるお部屋の配管と、縦本管なる共有部の配管と、2つの構造で成り立っております。専有部で排水された水は、そのまま縦本管に流れつき、縦本管の水は最終的に外部マンホールの流れていく構造です。
話を戻します。
すぐに異音が発生する場合は、専有部(お部屋)で不具合が発生していると考えられます。異物なのか油脂固形物か、何かが原因で排水の流れを妨げ、空気の排出量に異常をきたし、異音を発生させているのです。
すぐに異音が発生すると言うことは、台所より近い箇所で不具合が起きていると特定できるのです。
逆にちょっとしてから異音が発生する場合は…
これは専有部(お部屋)を超えた外部箇所に異常があると想定されます。つまり、時間が経ってからの異音発生なので、問題は遠いところで起きていると特定されるのです。
なぜ?台所から遠いところで問題が発生するのか?
台所専用管は基本的に汚れが酷い状態にあります。理由は集中的に油を使用するからです。油の汚れは配管中にこびりついて、じょじょに汚れが蓄積され配管を閉塞させていきます。
その油の汚れは専有部だけに被害を与えるのではありません。流れ着いた先々までにも影響を与えるのです。
そして最も酷く影響を受けている箇所が外部共用部なのです。専有部(お部屋)を超えて外部共用部に不具合が生じると、「ちょっとしてからボコボコボコ」の異音が発生します。
しかし、問題はまだまだ続きます…
本来は問題が発生する前に処置をすることが理想なのですが、「すでに異常が発生している」と言うことは、「詰まりだけでは済まない問題」が起きている可能性も考えられます。
その可能性とは…
あっ、、この続きはまた話が長くなりそうなので、次回のブログで紹介させて頂きます^^
「また、そのオチかいって」って突っ込んでくださいネ(笑)