大型ショッピングモール飲食店の高圧洗浄を実施しました!
先日、関西のとある大型ショッピングモールの排水管清掃の依頼がありました。
ショッピングモールの排水管清掃では、主に飲食店の排水管の高圧洗浄を実施します。
お察しのように飲食店では大量の油を使用します。なので、定期的な高圧洗浄が必ず必要となります。
今回の大型ショッピングモールでは、半年に1度、定期作業の工程を組んでおります。
作業箇所は、映画館の厨房・各フロアの飲食店・フードコート・縦本管・外部共用部と全3日間の工程です。
内視鏡カメラで「清掃前」と「清掃後」を確認しながら高圧洗浄が効果的!
当社が大型ショッピングモールのような特別な施設を受注する際は、
可能な限り「清掃前」と「清掃後」の状況を確認しながらの洗浄を提案しております。
つまり「カメラ調査と高圧洗浄を同時進行しましょう」と、いう話しです。
飲食店であれば「油の汚れが尋常でない」ことは一目瞭然です。
専有部と同じ概念では洗浄効果はありません。
もし誤った認識であれば、その後はアフターが多発するでしょう。
つまり「中途半端に高圧洗浄する」ことが一番のリスクを負うはめになるのです。
もちろんお客様次第なので「絶対にカメラ調査しないといけない!」とは言いません。
ただ、リスクを回避する為には、カメラ調査と高圧洗浄は効果的だと提案しているのです。
今回、当社への依頼は当初から「カメラ調査と高圧洗浄の同時作業」が仕様になっておりました。
まず、内視鏡カメラでグリストラップから縦管まで汚れの状態を確認します。
内視鏡カメラ調査
内視鏡カメラ調査
配管の曲がりや縦管落ち口付近には油の汚れが目立ちます。
また、少しの勾配のたわみにもグリスが溜まりやくなっています。
このような状態の放置こそ排水不良の原因なのです。
カメラは問題を「事実」として映し出すので、結果的にお客様も満足されます。
カメラ調査と高圧洗浄の同時作業
引続き内視鏡カメラで調査しながら高圧洗浄を行います。
一人が実況役で細かな指示を出します。
「何メートル付近で汚れの付着あり。もう少しホースを入れてください。ストップ!そこです!」そのように声を掛け合います。
グリスの汚れは見逃しません。
飲食店の高圧洗浄の圧力は200Mpaで設定します。
従来の専有部の高圧洗浄は60Mpaなので、およそ3倍以上です。
飲食店のような油を多く使用する排水管には、それほど強力の圧力でないと、洗浄効果は現れません。
先端ノズルは「高速回転ノズル」です。以前のブログでも紹介しましたが、
グリスが塊になる前の柔らかい状態で滞留している場合は、高速回転ノズルの効果は抜群です。
高速回転ノズルのブログはこちら!
「動画有り」高速回転ノズル。高速回転ノズルが抜群の効果を発揮する「3つの排水問題」
当社では、飲食店が集中する大型店舗の作業の際には、
「清掃前」と「清掃後」のカメラ調査をお勧めしております。
理由は先ほども言いました「リスク回避」です。
冒頭でも言いましたが、中途半端に洗浄を実施すると排水不良の問題は多発します。
「だったら何もしない方が良い」と、言っている訳ではありません。
そうではなくて、やるなら徹底してやった方がいいのです。
アフターは誰も幸せにしません。飲食店の店長さんも、
大型店舗の関係者も、管理会社様も、我々も・・・「Lose-Lose」でしかありません。
「Lose-Lose」つまり、誰も得することなく全員が不利益を被っていることです。
私たちは排水管清掃のプロフェッショナルです。お客様が求めていない作業までは、
無理に提案はしませんが、あからさまに排水管清掃を軽視した相談には、
遠慮なく妥当な提案をさせてもらいます。
だって、「誰も得することなく全員が不利益を被っている」仕事なんて、誰もやりたくないですよね。