【5年間】排水管高圧洗浄を実施していない台所専用管の実態!
今年もあっと言う間に12月。当社も師走のピークに差し掛かっております。
後1ヶ月、事故やトラブルがない事を天に願いつつ、
年末の有馬記念を気持ちよく勝利する日を、
心から楽しみにしている排水のジョー&山下(←代表)です(笑)
“5年間” 排水管高圧洗浄しなかったらどうなる??
排水管高圧洗浄は年に一度の定期清掃が本来は望ましいと言えます。
法的な決まりはありませんが、
安心・安全・快適のライフスタイルは誰でも過ごしたいですよね。
しかし、管理会社様や管理組合様にも様々たる事情があって・・・
そうも言ってられない現実も中にはあります。。
それが先日に工事にかかった大阪のとある集合団地(以下、団地)です。
外部共用部の台所専用管には大量のグリスが発生する。
5年回も排水管清掃をしていないと流石に問題ダラケですね。
専有部の排水詰まりは当たり前のように発生しています。
更に、洗面配管の腐食・水漏れ・トラップ固着etc、
問題は山積・・定期的な清掃に加えてメンテナンスも大切です。
現場作業員の視点として「これは酷い・・・」と思ったのが、
外部共用部の台所専用管でした。
1棟で8系統あり、その8系統の台所専用管が
グリスで詰まっていると言っても過言ではありません。
そのグリスがこちらの写真です。
白い固形物はグリス(油脂分)の固まりです。
5年分の汚れが蓄積され配管形状のグリスが発生します。
そのグリスの塊は横引き管メートル数に渡り塊続けているのです。
「うぁ~これはヤバイな…」とスタッフはヒヤヒヤの状態です。
グリスの塊が蓄積すれば通気の状態が悪くなります。
すると、排水詰りの予兆に当る「異音」や「異臭」も恐らくは発生していたでしょう。
幸いにも過去5年間で大きな排水事故はなかったようです。ほんとに良かったですね。
台所専用管は特に汚れが付着する。
台所専用管は汚雑排や雑排水集合と違って、汚れの付着率が高いです。
汚れの付着率??聞きなれない言葉ですね。今、私が作りました(笑)
その理由は2つあります。
1つ、油脂分を頻繁に使用する。
1つ、配管の形状が小さい。(50φ75φ100φ)
これらの理由によってグリスの塊の発生原因となるのです。
「じゃ配管の構造が悪いんじゃないの」と思われる方もいるでしょう。
そう言う訳ではありません。建物の構造は一般的な造りです。
耐震を無視したり、手抜き工事をしている訳ではありません。
それは絶対に勘違いしてはいけません。
だから、年に一度、定期的な排水管清掃を実施する必要があります。
「問題が起きたら全部取り替えましょう」
それは安易な考えです。
そんな費用も時間も手間もすぐに解決が出来れば問題なんて起きません。
集合住宅にお住まいでいる事を承知で、
一定のルールには従わないといけないです。
だから尚更、年に一度は排水管清掃を実施してください。
排水問題の本質を知ると、
私たちの仕事が「役に立っているんだな」とつくづく実感します。
だからこそ私たちワイエスが「本質」を伝えている訳です。