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2017.10.11
ワイエス人気ブログ「排水の仕組み」についてご紹介

さて今回のブログは、2年前から続けているワイエスブログの中でも、最もPV数がある「排水の仕組み」についてご紹介させていただきます。

 

人気ブログはこちら
マンションの排水の流れは「仕組み」を知ることが大切。
http://kk-ys.jp/blog/150/

 

このブログは去年に作成した記事です。ワイエスのブログの中でも群を抜いてよく見られています。キーワードでも「排水の仕組み」と検索をすれば、このブログが一番にヒットします。

なぜそれまで「排水の仕組み」に関心が集まるのでしょうか。実はそれには理由があるのです。わかりやすく説明すると「排水の仕組み」を知らなければ、ちょっとした排水の違和感でもストレスを感じたりして、息苦しい生活を送ることになります。例えば「異音」とか「異臭」とか。

逆に「排水の仕組み」を知っていれば「これは自然現象だ」と、ちょっと強引ですが…理解をして、なんなりとご自身で対応することもできるようになります。今回のブログでは、その「排水の仕組み」と「自然現象」について、ごく一部になりますが、ご紹介させていただきたいと思います。

 

排水は「水」と「空気」で成り立っている。

 

先ほども言いましたが今回のブログでは「排水の仕組み」のごく一部をご紹介です…言い訳っぽくなりますが、「排水の仕組み」の全部を説明すると、ブログ1記事では収まりつきません。ご了承のほどお願い致します。

はい、それでは…

「排水管」の仕組みについて説明しましょう。排水管ってありますよね、台所の下の排水管、洗面台の下の排水管、床の下の通っている排水管、皆さんが今イメージしていただいている「排水管」で間違いありません。

 

 

普段から、手を洗ったり、洗濯をしたり、お風呂に入ったりして排水をします。その排水は配管の中を下って下水まで流れつきます。

 

ここまでの理解は大丈夫ですか?

 

その配管に流れる排水は「水」が流れている訳ではないのです。「水」と「空気」が一緒になって下水まで流れているのです。よくわからないですかね…説明しましょう。

排水は下流へと向かって流れていきますよね。その時、配管内では水の流れる力が働き「流れの圧力」が発生します。流れの圧力により同時に配管内の空気も引っ張ろうとするのです。つまり排水をすることで、配管内は「水」と「空気」が一緒に流れていく仕組みになっているのです。

 

「排水の仕組み」は簡単に理解する。理屈は50%説で覚えましょう。

 

「排水の仕組み」についてはさまざまなサイトで紹介されております。ただしちょっと難しい内容です。専門用語が多かったり、複雑な図や絵で解説しようとしたり、「詳しく伝えたいんだろうな」と思いますが、逆にエンドユーザーにはちょっと話が難しいかも知れません。

なので、排水のジョーさんが編み出したちょー簡単な覚え方、「50%排水の仕組み説」でぜひ覚えてください。ただし、この説は100%正しくはありませんので悪しからず。でも、理屈は合っています。ご安心ください。

 

「排水口からボコボコと音がしたことありませんか??」

 

これが一番わかりやすい例え話なので解説します。

 

排水口から「ボコボコ」と、不気味な音が発生すると、それは配管内の空気が足りていない状態を意味しています。さっきの話を思い出してください。排水は「水」と「空気」が一緒に流れていきますよね。

つまり「水が50%」で「空気が50%」だと100%正常な状態で排水するのですが、「水が70%」で「空気が30%」だと、空気は残りの20%を探して、排水口トラップキャップの「封水」から空気を引っ張り出そうとするのです。その空気を引っ張り出している時に封水が「ボコボコ」と異音を発生させているのです。

 

「封水」とは
排水トラップ(はいすいトラップ)は、排水設備の配管の途中に設けられ下水道の悪臭や硫化水素などのガスを遮断し、屋内へ侵入するのを防ぐ器具や装置、または構造。衛生害虫やネズミなどを屋内に進入させない字義通りのトラップの働きもする。

 

配管の空気が30%になる原因は色々あります。

 

配管内の「空気が30%」の時はこんな状態が想定されます。例えば、

配管内に異物がある

排水トラップキャップが酷く汚れている

配管が勾配不良になっている

縦本管が酷く汚れている

などなど

 

その時に状態を見ないとなんとも言えませんが、配管内に何か不具合がある時は、空気は空気を欲して「ボコボコ」と音を立てる現象があるのです。

これが俗に言う「排水異音」です。

 

 

応急処置の対処方法は「水」を流すこと

 

では「ボコボコ」と突然に異音が起きた時はどうすればいいの?と、思われる方もいらっしゃるかも知れません。その時の対処法は…

水を流せばOKです!ここでも50説で説明しましょう。

「水が70%」で「空気が30%」の状態だと、空気は封水を引っ張ろうとするので、異音がする排水口に水を流せば異音は収まります。また、引っ張り出された封水も水が満タンになるので異臭も防ぐことができます。

 

ようは水を流せば取り急ぎ改善されるのです。

 

排水のストレスから開放された生活を送ってください。

 

特にマンションのような集合住宅の場合だと「下の階に漏水させてはいけない」と、そんな不安は耐えないものだと思います。だからこそ、今回のブログのような、ちょっとした排水の豆知識を知っておくことが大切だと思います。引いては、排水のストレスから少しでも軽減されること間違いありません。

普段の生活スタイルはハッピーに過ごしてください。

例えお子様から「ママー、洗面所からボコボコって音がするよ」と、言われても「大丈夫よ!すぐに直すから」と、焦らず臨機応変に対応できることが理想です。

 

しかし!

 

排水の異音が頻繁に発生する場合は、すぐに連絡してください。応急処置では対処できない状態になっているかも知れません。その状態が黄色信号であれば危険です。そんな時は、迷わずワイエスまでお問い合わせください。

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