大阪府枚方市の排水詰まり・排水トラブル対応なら株式会社ワイエスのブログ【現場奮闘記】

2017.10.19
【逆流事故】天井配管を定期的に清掃していますか??

管理会社の担当者様、マンションを所有するオーナー様に質問です。

「管理されているマンションの天井配管を、過去一度でも高圧洗浄をしたことはありますか?」

「していない」とお答えいただいた方はピンチです。なるべく早く、天井配管の高圧洗浄をお勧めします。「毎年、定期的に高圧洗浄を受けるのは、費用的にも厳しい…」と言う方は、2年に一度でも大丈夫です。又は、5年に一度は天井配管の特別洗浄を実施するでも大丈夫です。1度も高圧洗浄をしたことがないマンションは、かなり危険な状態であることを本ではお伝えしたいと思います。

 

天井配管の汚れが蓄積し逆流が多発している

 

経年しているマンションは、年々、逆流事故が増えてきております。その中でも系統最下階に当たるお部屋の逆流が最も多いです。例えば、1階から15階建てのマンションであれば2階。2階から15階建てのマンションであれば3階です。

特に近年、天井配管の不具合をよって逆流を引き起こすケースが多発しております。「なぜ?天井配管で詰まりが発生するのか?」それには理由があります。

「うちは毎年、排水管の清掃を受けているから大丈夫」と思っている方、実はそんなことはありません。実際に作業をしている私たちが、そのようなことを言ってはいけないのですが、毎年、高圧洗浄をしているからと言っても、すべての排水管が完璧にキレイになっている訳ではありません。

年に1度の定期清掃では専有部(お部屋)はキレイに清掃されていますが、天井配管や床下配管の外部共用部までは、完璧に掃除ができている訳ではないのです。

 

外部共用部に効果的な洗浄方法とは??

 

効果的に外部共用部を高圧洗浄する特別な洗浄方法は強いてはありません。それよりかは、外部共用部の作業日を設けて、下手から順を追ってしっかり洗浄する必要があります。

とは言っても、天井配管や床下配管だけで特別に費用をかける訳にはいかないですし、できる限り定期清掃の作業の際に、天井配管や床下配管の作業もして欲しいこともわかります。しかも、徹底的にキレイにしてアフターまで付けて欲しい望みも。

ですが、近年の逆流事故を経験すると、そんな悠長なことは言ってられません。特に、過去1度も天井配管を洗浄していないマンションは、本当のことを言えば今すぐにでも洗浄することをお勧めします。

 

天井配管は酷く汚れています。

 

天井配管の汚れは、高層階から排水される汚れが流れていきます。天井で勾配はとっているものの、マンホール枡までの距離は長く、その距離の間で、汚れは蓄積され詰まりを発生させるのです。

 

(天井配管に蓄積された汚れ)

 
過去に一度も洗浄をしていない排水管の汚れは頑固で、普段通りに洗浄する程度なら完全に汚れを除去することはできません。時間をかけてゆっくりゆっくりと汚れを削り落としていく必要があるのです。

特に天井配管は天井の裏に設置されていたり、作業するにも容易ではないので、完璧に洗浄ができているかと言うと、実はそうでもありません。本来なら定期作業の際に洗浄することが望ましいと思いますが、決められた予定の中で、しかも作業時間に、専有部も共用部も完璧に洗浄するのは、厳しいと言うよりか正直に言うとできません。

数年前なら定期清掃の際にできるレベルの洗浄でも効果はあったのですが、最近の逆流を見ていると、そんなレベルの汚れではなくなっていますね。逆に中途半端に洗浄を実施すると、その時に落とした汚れが逆流を起こす危険性も想定されます。

 

過去に1度は天井配管の高圧洗浄を実施したことがありますか?

 

なんども言いますが、過去に1度も天井配管を洗浄したことがないマンションを管理していましたら、今すぐにでも高圧洗浄を実施することをお勧めします。

「すぐには洗浄ができない」と言う場合は、配管内の内視鏡調査だけでも大丈夫です。まずは現状を知ること、そして目で確かめることが大事です。逆流は起きてからでは遅いです。

「配管内の内視鏡調査の費用もちょっと厳しい」その場合は、まずはご相談ください。排水の相談であれば「無料」です。排水の状況を聞かせていただけましたら、専門的な視点でアドバイスさせていただきます。

まずは、ご相談ください。

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