大阪府枚方市の排水詰まり・排水トラブル対応なら株式会社ワイエスのブログ【現場奮闘記】

2017.11.04
【注目】ディスポーザーの排水詰りについて

先月の大阪は雨が続きました。いや、台風の影響によって日本全国各地で雨の日が続きましたね。毎年、この台風の季節は雨水枡の詰りも多発するんです。雨量も当然ながら、風によってゴミや落ち葉によっても排水詰りを起こすのです。皆さん、道端のゴミも気がついたらちゃんとゴミ箱に捨てましょう。

 

ある管理会社の方から、ディスポーザーのお悩み相談です。

 

先日、当社とは以前からお付き合いのある管理会社の方と食事をする機会がありました。その方がここ近年、ディスポーザーを取り付けているお部屋の排水詰りが多発していると、お悩みのようでした。

家庭用ディスポーザーは台所のシンク(→流し台)の下に設置し、水と一緒に生ゴミを流し粉砕させ、下水道に流下させる仕組みとなっている。 Wikipedia引用

 

その方の話によると、担当しているマンションはワーマンションで、今年で築数十年になり、年々、ディスポーザーを設置しているマンションの詰りが酷くなって困っている様子です。
それで「なぜ、そんなにディスポーザーは詰りを起こすのでしょうか?」と、私に相談してきたのです。

 

高圧洗浄の仕様を変えないと改善されない。

 

そのマンションは年に1度は排水管の高圧洗浄を実施しているとのことです。なのになぜ、それほど排水詰りを起こすのでしょうか?その方の話を聞いて、すぐにその原因がわかりました。

 

それは、高圧洗浄の仕様が間違っています。

 

タワーマンションの構造は、5階建て10階建て15建てのマンションの構造と同じに考えてはいけません。専有部の構造・共用部の構造・縦本管の位置など、まっとくとは言いませんが、ぜんぜん違います。

ぜんぜん構造が違うのに、専有部も共用部も低層階のマンションと同じ仕様の高圧洗浄が正しいと思いますか?排水管清掃の業者を代表して「ダメです」とはっきり言い切れます。なので、私はその時に「いや、工事の仕様そのものが間違っていますよ」と、指摘しました。

 

低層階のマンションとタワーマンションの構造に違い

 

その方は「高圧洗浄の仕様が違う?」というリアクションでした。つまり、この担当の方も工事を請け負っている業者の方も、構造をわかっていなかった訳なのです。全部説明すると語り尽くせないので、今回は専有部の台所だけ説明します。

 

こちらのタワーマンションの場合、台所の縦本管の位置は、お部屋と廊下を超えて、向かいのPS内に設置されていました。つまり、台所から縦本管までの距離が非常に長い訳なんですね。恐らくですが、こちらのマンションの排水管の距離を想定すると、15メートル以上はあると考えれます。

 

次にディスポーザーです。ディスポーザーは生ゴミを粉砕して、その粉砕したゴミをそのまま排水することができます。しかし、生ゴミを粉砕していると言っても、実際に固形物の塊を流しているようなもので、決して液体ではありません。

 

よく考えてみてください。

 

一回の食器を洗いの水量で、粉砕されたその生ゴミの固形物の塊は、15メートルもする排水管の距離を通って、全部キレイに排水されるでしょうか?

一般の方が聞いても「むむむ…」と、首を傾げたくなるのではないでしょうか。実はそうなんです。全部はキレイに排水されません。少しずつですが、配管内に固形物の塊が残って、年月が経つ度に蓄積されるのです。

 

高圧回転ノズルが最適な排水管の清掃仕様です。

 

「生ゴミを粉砕した固形物の塊を流す、15メートル以上の排水管」 

 

これだけで超過酷な環境と言えるでしょう。なので、このようなタワーマンションの構造の場合は、従来の高圧洗浄の仕様ではいけないのです。「生ゴミを粉砕した固形物の塊を流す、15メートル以上の排水管」でも、隈なくキレイに洗浄する高圧洗浄の仕様が必要です。

 

そこで、当社では「高速回転ノズル」をお勧めしております。

 

 

ディスポーザー専用の高速回転ノズル

 

「高速回転ノズル」は、先端のノズルが高速に回転します。更に耐圧は100Mpa以上の耐久性があるため、末端にもしっかり圧力をかけることができます。また、洗浄ホースの長さも25メートルあり、どんな距離の長いタワーマンションにも対応する仕様となっております。

と、言うことを、管理会社の担当者に説明しました(笑)

 

担当の方も「なるほどですねー」と言いながらも「すぐにワイエスさんへの業者変更できませんが、排水詰りの問題が改善されないなら、その時は相談させてください」と、おっしゃっていただきました。

 

ワイエスが自信を持って提供する高速回転ノズル

 

当社が高速回転ノズルをお勧めすには理由があります。当社では過去に、台所の排水詰りが多発するディスポーザーが設置しているタワーマンションで、高速回転ノズルを試したことがありました。

 

そのタワーマンションは当社が排水管の清掃をしてからは、排水のトラブルは0件になりました。前業者との違いは何かと言いますと、高圧洗浄の仕様を変えたことです。しかし、、

ただただ、高圧洗浄の仕様を高速回転ノズルに変えたから、すべてが改善された訳ではありません。それ以外にも理由とノウハウがあります。

 

ディスポーザーの排水詰りでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。

 

>> 記事一覧に戻る

経営者インタビュー