【生産効率を考える】ムダを無くす為に「目標」を立てる
こんにちは、排水のジョーです。
寒い日がまだまだ続きますね。もう10年も前になると思いますが、お昼から作業の開始しようした時、散水ホースの水が凍っていたことがありました。その時は慌てましたねー。「うぁ開始時間が遅れる!」と。
その対策は管理人さんにお湯を借りて、散水ホースにお湯をかけると言う、斬新な対処法です(笑)現場で作業をしている以上、いかなるイレギュラーが起きても、すぐに対応しなければならない、それが私たち現場の火事場の馬鹿力です。
教えてください。作業効率って何ですか??
「作業の効率を上げろ!」
この言葉は業界問わず共通して使われますよね。では「作業効率」とはいったい何なのか、
この言葉の意味をちゃんと理解している人は、どれだけいるでしょう。ちょっとネットで調べてみましょう。
作業を行う際に、どれほど早く、または少ない労力で、作業を進められるかといった度合い。作業の効率。Weblio辞書
辞書サイトではこのように解説がありました。
この「作業効率」を、私たちのような現場作業に置き換えると、どう解釈できるでしょうか。私の中では昔からはっきりと決まっております。一応これでも、以前の会社ではISOの品質管理責任者を5年間務めていたんですよ。(←自慢?)
つまり「いかに時間を短くして、生産率を上げる」と言うことです。…えっ?よくわからないですか?では、もっと簡単に言うと…
「短い時間で儲けろ!」ってことです。ちょっと言葉が悪いですね(笑)
詳しく説明すると、日産8時間で10万の売上げが目標なら、6時間で10万を上げた方が効率はいいですよね。6時間で10万の仕事なら、1時間で3万の仕事を作る方が効率はいいですよね。
これが生産効率です。
「いかに時間を短くして、生産率を上げる」と言うことです。
作業効率を上げる為の考え方
作業効率の話をすると現場で働く部下達はこぞって嫌な顔をします。まぁ当然かも知れません。厳しい作業品質を求められるけど、単価は下がるばかり、8時間の決められた時間の中で、問答無用に無理難題を押し付けられる。
そんな中で「作業効率を上げろ?はぁ?なに言ってるの??」と、なるんでしょうね。私も昔はそう思っていました。20代前半に頃の話ですが。
しかしですね、、今この立場になってわかることもあります。それは…現場作業はムダが多いんです。と、言うと、また下の子達から文句が連発するので、もっと理屈っぽくいいましょう。
「年間を通して時間を短縮する術を考えなさい」
これは我々のような、ライフラインを扱う仕事には「アフターサービス」は必須です。つまり、排水に問題があると「緊急」で出動し、すぐに対応しなければならないのです。水・ガス・電気、この3業種は必ずありますね。
それが、夕方の現場が終わってからであろうが、真夜中であろうが、休日であろうが、自分達が排水管清掃で携わった現場は、緊急で対応しなければいけません。
その「緊急対応」が一番ムダですね。年間を通して一番ムダな時間もお金も使っていると私は思います。しかし、残念なことに、こればかりは絶対に無くなりません。ですが、努力次第で軽減することは十分にできます。
ムダを無くす為に、目標を持って行動する
まずは実際に年間を通して、どのくらい緊急が入って、どのくらいムダな時間を使っているか、明確にする必要があります。根拠もないのに「仕事がしんどい」・「むちゃくちゃ言ってくる」ほど、いい加減な愚痴はありません。
なので、年間を通して、緊急は何回入ったのか、一人当たりどのくらい時間を使っているかを洗い出すことが、まず始めに行う仕事です。すると、その数字が基準になりますよね。基準ができれば目標を立てることができます。
例えば、年間で10回の緊急が入ったのであれば、今年は5回にするとか、50時間緊急に使ったのあれば、25時間に収めるなど、目標を持って行動計画が立てられます。
「目標を持って行動計画を立てる」、これが大事な考え方です。
目標に対して自分はどのように行動するか?ちょっとしたことでもいいのです。
朝は15分早く会社に来て道具を点検する、排水詰りが気になるお客様にはアンケートをとる、無理な変更依頼は正直に事情を説明して断る、こんな感じでもいいのです。
思い当たることを洗い出して、できるところから改善する。その積み重ねが目標達成に繋がります。つまり目標設定なくして、作業効率を上げることはできません。
これがムダを無くす作業効率の改善方法だと私は思っております。
と、言いながらも、私どもの会社もぜんぜんできておりません。改めて目標を持って行動する大切さを、ここで偉そうに言ってみました(苦笑)
「あれやれ!これやれ!」と言っても、誰も行動に移しません。
わたくし排水のジョーが模範となって「みんな一緒にやるぞ!」と声を上げるしかありません。
てか、始めからやれって話ですよね。