排水管清掃の時、不在の時はどのように対応するか?
先日、管理会社の担当者様から、「排水管清掃時に不在宅はどのようにフォローされていますか?」と、相談を受けました。
「不在宅のフォロー…?」
私は一瞬「えっ?」と、なりましたが、すぐに察しもつきました。「業者によってフォローの仕様が異なるのだ」と。
そこで今回のブログではワイエスの「不在住戸への仕様」について、ご紹介させていただきます。
排水管清掃の際、不在されているお客様宅は?
こちらの担当者様の話を聞くと現在、委託している業者さんの対応に、いささかご不満があるようでした。不在用紙は入れない、作業途中で当たらない、ラストにチャイムを鳴らさない、不在は不在、だからしかないみたいな・・・
これはほんとに特殊なケースです。私も話を聞いて驚きました、「そんな業者さんもいるんだな」と…まぁ、他は他として。。
当社は基本的に不在住戸へのルールは設けておりません。管理会社様やオーナー様のご希望に、極力従うようにしております。例えば、不在用紙を入れて、作業終了前にもう一度当たってみるとか、不在用紙は入れずに、作業途中に何度か当たるとか、不在住戸の仕様においてはお客様の数だけ様々です。
居住者様側としたらどう思われるでしょうか?やっぱり不在用紙がある方が親切ですかね。でも、それでも忘れることがあるから、何度か当たって欲しい、そんな要望もあるでしょう。
結論から言うと、不在の時の仕様については、どこの業者さんもそれなりのフォローはしていると思うのです。過去に、居住者様とのすれ違いで、散々なクレームもあったと想像もつきます。なので、業者さんなりに改善を重ねていると思うのです。
今回のケースで稀です。残念ですが「その業者さんの対応が悪かった」としか、言いようがありません。不在のお客様からのクレームは、ほぼほぼ「作業員の対応や態度が悪い」です。ルールや仕様の問題ではありません。
なので、不満の原因が業者さんの態度や姿勢にあるのならば、それはちょっと考えようかも知れないですね。
日程変更や棟変更を希望する時はどうすればいい?
変更の際によくあるトラブルは、日程変更や棟変更を依頼される場合です。極端な話ですが、101号室から3501号室への変更は容易なものではありません。A棟からL棟への変更も容易なものではありません。
しかし、居住者様からは「どうしても作業をして欲しい」・「その時にしか在宅していない」など、個々に諸事情を抱えております。その時、私たちは、この相談に対して「出来ません」と退けると、クレームなる可能性が高いのです。
現場(マンション)にもよりますが、当社では総戸数が200件・500件・800件のような、大きな物件に関してルールを設けるようにしております。
件数が多いと言うことは、人の数だけ希望も要望も無理難題も比例して多くなるのです。これは「しかたない」と、受け止める方が前向きに対策を考えられるようになります。そこを考えるのが我々の現場作業員の仕事です。
作業員の立場として1件の変更に、30分もかかっていては作業になりません。その分、正規で予定しているお客様へ、ご迷惑をかけることにもなります。つまり、無理な変更の受付けは、周りに与える負担も大きく、相対的に見ても望ましくないのです。
総戸数が多い物件は土日に予備日を設ける。
ワイエスでは、総戸数が多い物件に関しましては、土日に予備日を設けるようにしております。「総戸数が少ない物件は予備日を設けない」と、言っている訳ではありません。あくまでも区別です。居住者様が多いと、平日は在宅していない方の割合も高いからです。
それと実施率です。マンションは集合住宅であります。本来は全住戸、排水管清掃を受けることが理想なのですが、さすがに100%は望めません。なので、実施率の目標を仮に90%以上とするならば、その目標に向かってどのような予定にするか、それが不在住戸を軽減する、最善の策になると私たちは考えているのです。
変更のトラブルについては、色々と悩まれている方も多いと思います。正しいあり方は、その時にどうするかでなく、事前に備えておくことです。
それがワイエスのルールであります。