【ジョーのディス】「工事の品質ならウチは一番」…これじゃお客様は喜ばない
先週は雨の日が続きました。大阪では過去最高?とも言えるほどの雨が続きました。大阪は先月の地震で被災された地域もあります。また、今月の大雨で甚大なる被災を受けた地域もあります。一日でも早い復興と、建築業者の方は時間が空きましたら、ぜひ応援に駆けつけ上げてください。
先日の交流会の出来事でした。
先日ある交流会に行って参りました。建築関連の交流会です。外壁・防水・大工・水道・足場など、建築業界同士の親睦を深める為の交流会でした。
私の仕事はマンションを主に、排水のメンテナンスをしておりまして、「特に仕事で関わることはないかな」と、わかっておりましたが、2次3次下請けのポジションで仕事をしている会社との出会いと勉強も含め参加をしたのでした。
挨拶もよそよそしく名刺交換をしながら思ったことが1つあります。
「この人たちは自分達の会社を良くわかっていない」
うーん、残念な気持ちになります。
今回のブログでは排水のジョーさんのグチを含め、下請けをしている業者さんをちょっとディスるかもです。気分が悪い方はここで離脱してくださいね。
「工事の品質ならウチは一番」…で、だから??
下請けをしている業者さん達に聞きました。
「あなたの会社の売りは何ですか?何かすごい特殊な技術はありますか?」
すると全員が全員口をそろえて言うことが、「工事の品質ならウチは一番」か「どこよりも安くできる」の2つの回答しかありませんでした。つまり「腕が良い」か「安くできる」が自社の「売り」だと思っている訳です。
この話を聞くと私はイライラするんですよ。
誰と比べて技術が1番なの?
何において品質がいいの??
どこと比べていくら安いの???
ほんとに嫌味でヤローですみません(苦笑)
でも、考えてみてください。
「工事の品質ならウチは一番」って言われて、その会社に仕事を依頼しようと思いますか?何も言うことがないから「工事の品質ならウチは一番」で片付けているだけでしょう、恐らく。
お客様が求めているのは「品質が良い」結果、どうなるの?どんなメリットがあるの?など、その先にある未来を求めているものだと思うのです。
例えば極端な話、、
当社の工事は、もし震度8の直下型地震が来ても、家が倒壊するどころか瓦一つ壊れないほど、強固で安全なリフォーム工事なのです。それを私たちは「品質」と呼んでいます。
これだと品質を具体的に表現していると思います。特に「瓦一つ壊れない」は簡単で伝わりやすい表現ですよね
つまり、このくらい自社の強みは具体的に語る必要があるのです。それと同時に「社員一人一人が自社の強みや売りを理解していないとダメだな」とも思いました。
特に私は会社で広報の役目を担っており、お客様に対して自社の特徴や価値を伝え続けおります。お客様に「ワイエスの品質を買って欲しい」など、一度も言ったことはありません。「どこよりも安くします」なんて以ての外です。
で結局なところ、排水のジョーさんは何にそんなに引っかかったんでしょうかねー。恐らく、企業さん達の現場意識や現場イズムが強すぎる「姿」にだと思います。
その姿は決して悪いことではありませんが、いつまでも現場スタンスでは企業の成長もありません。つまり、下請けのポジションから脱却することは出来ないのです。
志高くお客様の求めているモノを提供する
現場育ちの人間の強みはなんといっても「気持ち」です。良いモノを作る為の意識や志は、見上げるほど立派なものだと私はリスペクトしています。
そんな現場育ちの人間に足らないもの、それは「お客様の視点」だと思います。自分達から見た現場ではなく、お客様から見た現場の視点を持つことが大切です。
ここで議論にでるのが「じゃ、どっちが大事なの?自分達?お客さん?」
「どっちが大事」とか、そんな低レベルの次元で私は話をしておりません。くだらない質問にもほどがありますよね。
昔から思っていたことは「お客様視点を持った志高き現場職人」これが最強の戦士です。ワイエスで言うと代表の山下でしょうかww
まぁ、そのような人材に育てるのも上司の仕事であり経営の一つなのでしょう。
「人の振り見て我が振り直せ」
まだまだ己自身の勉強と修行が足らないと思った、排水のジョーさんでした。